建築模型をつくること
- 土谷隆裕
- 2022年3月15日
- 読了時間: 2分
設計時(工事中でも)はよく模型を作ります。
最近はパソコンでCGパースが作れちゃうので、どこか「模型はいらない」というような風潮があり、模型の需要は少なくなってきているように感じます。
しかし、そもそも模型とCGは見え方が違います。
画像は水源の家のもので、
左は模型の写真、右はCGパースです。
CGは自分の目線で見ているのに対して、模型はどこか第3者的に俯瞰して見ている気がしませんか?
模型は人の動きや周辺環境をシミュレーションするのに向いており、CGは自身が体感をシミュレーションするのに向いていると思います。
模型もCGも特性があるならば、しっかり両方作り情報をつなぎ合わせることで、より正確な検討ができるのです。
それでは、今回は事務所でつくる模型をいくつか紹介します。
①計画の条件を確認したり、形状を検討したりするために作る模型
コンセプト模型やボリューム模型、スタディ(検討)模型など
検討をするための模型のため素早く作り、何個も作っては使用されていきます。お施主様に見せる場合もありますが、基本的には事務所内で使用されます。
スチレンボードやスタイロフォームを使用しますが、僕はボール紙が好きでよく使います。
②建物の完成をイメージする模型
完成模型、現場打合せ模型、軸組模型
こちらはじっくり丁寧に作ります。雰囲気を出すため、なるべく本物に近い素材を選択します。お施主様や現場などで確認で使用します。最後はプレゼントすることもあります。
いかがでしたでしょうか?
これからも模型をたくさん作っていきます。
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